2月は八木沼純子さん-2月のテーマは「言葉とギフト」-

トレンドオンライン2020年2月発行のニュースレターから、八木沼純子さんのコラムをご紹介いたします。

 

2月、3月とイベントや年度末などで、ギフトを選んだり、贈る言葉を考えたりすることが多くなります。皆さんはどんなシーンで、どのような贈り物が思い出に残っているでしょうか。私にとって、贈っていただいたギフトの中で一番記憶に残っているシーンは、やはりフィギュアスケートですね。フィギュアスケートでは試合やアイスショーで花束をいただくことが多く、色合いや華やかな香りに元気がでたり癒されたり。目で形や色合いを楽しみ匂いでも楽しめるのが素敵です。 季節ごとの花々を包んでくださるので、改めてどんな種類があるのか、色合いのまとめ方なども勉強にもなっています。どれも素敵な思い出ですが、アイスショー最終シーズン、最後の公演では見にきてくださるフィギュアファンの皆さんから多くのスタンド花をいただき、大変感慨深く印象深く残っています。感謝してもしきれないほどです。なかなかお伝えすることができずにいましたが…。改めまして有難うございました！また、自分が選び、贈ったギフトたちもたくさんの大切な思い出です。「今だったらどんな言葉を一緒に贈るかな」と、考えることもありますが、やはり、その瞬間、時と場合によるので、「今」どんな言葉を贈るか…は決められないですね。贈った中での一番の思い出を選ぶのもなかなか難しいです。それぞれに思い出があると思いますので。それぞれに、贈る気持ちと言葉がリンクして、一つの「ギフト」となっているのだと思います。言葉もまた、大切なギフトですね。解説や講演などで、言葉を使ってたくさんの方にお届けする仕事をしていますが、相手に気持ちを伝える時に、言葉は色々な意味を持って大きな影響を与えることができると思います。もちろん文字にもその力があると思いますが。自分の中で特に気をつけている、ということはないのですが、最近子供たちにスケートを教える時にどう伝えたらよいのか？を良く考えるようになりました。同じ言葉を使っても受け取り方はそれぞれ。どう伝えたら相手の心と頭に響くのか。まだまだ勉強が必要です。

3月は青木愛さんです。

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