ペルーといえば、インカ文明古代遺跡。
動植物がたくさんいる熱帯雨林。
青い海と白い砂のビーチ。
実はそれだけでなく、食事が美味しい国として有名です。
食事目当てでペルーへ観光に行く人も少なくありません。

目次

・ペルーの食事は世界一!

2023年 世界のベストレストラン50の頂点に立ったのはペルーのセントラルというお店です。
こちらのセントラル、日本に支店を出しています。
赤坂見附駅から徒歩1分。MAZ Tokyoというお店です。
まだ私も行ったことはないのですが、完全予約制のコース料理だそうです。
お店の名前は「まず」ではなく「マス」と読みます。

なお、2023年 世界のベストレストラン50のうち、4軒がペルーのレストランです。
その中の世界6位、MAIDO(まいど)というレストランは日系人シェフのお店です。
こちらのお店は過去に3年連続1位になったことのある名店です。
寿司や茶碗蒸しなど、日本食を意識したペルー料理。
ニッケイフュージョンというジャンルだそうです。

・なぜペルー料理が世界で評価されるのか

ペルーは南北に長く、複雑な地形を持つ国です。
結果として様々な文化と料理が育まれてきました。

大きな転換期を迎えたのが、スペイン人の新大陸発見です。
今から500年程前、南米各地はスペイン人の植民地となりました。
その時に、スペイン料理が入ってきます。

スペイン料理(地中海料理)は、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。
そしてスペインのお隣はフランスなので、宮廷料理などの流れもくんでいます。
さらに、スペイン人はそれまでペルーにいなかった牛と豚も持ち込みました。

また、スペイン人が連れて行った黒人奴隷たちが、アフリカ料理を持ち込みました。
スペイン人が捨てていた牛の固い肩肉や内臓を、美味しく調理して食べるようになります。
その後、奴隷制度が廃止された1854年ごろ、こんどは中国人が入植しました。
日本人にもおなじみの、炒めたり揚げたり、中華料理です。
さらに1899年には日本人も入植、醤油味などを持ち込みました。

現在のペルー料理は、世界中の料理の良いところ取りといわれています。
さまざまな食文化が混ざりあい、世界の人のお口に合う料理となりました。

・ペルーから世界に広まったモルモットちゃん

スペイン人が牛と豚を持ち込む前までは、ペルーの人はクイやアルパカを食べていました。
クイとはモルモットの原種です。
動物性たんぱく質に乏しいアンデス高地の人々は、今でも家畜としてクイを飼っています。
庭に生える草や野菜くずなどを与えて育てています。

食べる際は、苦しまないように熟練の技を使い一瞬で首の骨をはずします。
その後、花などを飾り感謝の祈りを捧げてから、調理を開始します。
味は鶏肉のような豚肉のような感じだそうです。

このクイ(モルモット、スペイン語ではCuyo:クーヨ)、英名ではギニアン・ピッグと呼ばれています。
味が豚肉のようだからピッグは分かるとして、なぜギニアなのでしょう。
おそらくですが、当時のスペインはアフリカのギニア湾から奴隷貿易もしていました。
英国人にとって、スペイン人が持ってくる変わったものはギニアのもの、
という先入観があったのではと推測します。

このクイがシルクロード経由でアジア大陸の東の果て、日本に到着すると。
今度は天竺鼠(てんじくねずみ)と呼ばれました。
天竺とはインドのことです。
どこまで行っても出身地を間違われてしまう、クイさんでした。

・トレンドオンラインとペルー

トレンドオンラインのサプリメントは、ペルー産ハーブを使用しています。
厳選した原材料のエキスを、バランスよく抽出。
日本国内で最終加工をしている、Made in Japan のサプリメントです。
また、自社研究所でこれらのハーブの科学的なエビデンスを日々検証しています。

伝承からエビデンスへ、昔から体に良いといわれていた様々なペルーのハーブたち。
これからもペルーの素敵なものを皆様にお届けしていきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

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