食物繊維や乳酸菌など、最近腸活が話題です。
腸は第２の脳とも言われ、私たちの感情にも大きく関わっていると言われています。
私が食べたいと考えているものは、大腸菌たちが食べたいものかもしれません。
私が悲しい気持ちになっていたら、大腸菌たちのせいかもしれません。
約35億年前に、地球に最初の生命が誕生したといわれています。
彼らは単細胞生物、点でした。
薄い膜で体の内側と外側が分けられています。
この膜を通して必要なものを体内に染み込ませ、不要なものを体の外に出していました。
単細胞生物の時代には腸を含む消化器がないので、腸内環境もありません。
時が流れ、１つの細胞でできていた生き物はだんだんと複雑になっていきます。
多細胞生物の誕生です。
点だった生き物は長くなったり五角形になったり、様々な形に変化していきます。
栄養は口から入って胃や腸などの消化器を通り、肛門から排泄されるようになりました。
この時代から、私たちと腸内細菌とのお付き合いが始まっています。
それから何億年も経過して、やっと脳を持つ生物が登場します。
腸は２番目の脳と言われていますが、脳よりも腸の方がはるか昔からあります。
どちらが２番目の何なのか、考えるとよく分からなくなってきます。
脳が出来る前から生物たちは腸内細菌に消化吸収を助けてもらっていました。
とても小さなシロアリのお腹の中にも、主食の木材を分解する細菌が棲んでいます。
私たちと何億年も共生してきた腸内細菌たち。
ほとんど私たちの分身、私たちの体の一部のような感覚です。
彼らなしでは、私たちは生きていくことが出来ません。
人間の行動や思考が、腸内細菌の状態に左右されるというのも納得です。
最近では腸内環境を整えることで、うつ病や統合失調症の症状が軽くなった、
太りにくい体質になったなどの研究もあります。
腸内環境が整うと、お腹を壊しにくくなるだけではありません。
免疫力アップや美肌、前向きな気持ちになる、などが報告されています。
発酵食品や食物繊維を積極的に食べる、適度な運動、充分な睡眠。
腸内環境を整える習慣を、生活に取り入れてみましょう。
スキンケアをするように、お腹の中も可愛がってあげてください♪
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ケチュア語で「甘い」という意味です。
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