Teff for Health -南雲吉則×LovelyTeff-
6.南雲吉則医師が語るお勧め腸内健康法~テフガレットの作り方~
発酵の力を使った腸内環境法
しかしそこにはとんでもない落とし穴が。
甘酒は白米のデンプンを米麹(こうじ)に含まれるアミラーゼと呼ばれる消化酵素でブドウ糖に変えたもの。
つまり「精製された糖質」なのです。
精製した糖質を摂ると、肥満・糖尿病、心筋梗塞・脳梗塞、そしてがんのもとです。
しかしその甘酒に、わずか小さじ一杯のあるものを入れるだけで、スーパーフードに変えることができるのです。
そのあるものとは「善玉菌」です。
善玉菌の一つである乳酸菌を入れると甘酒ヨーグルトになり、イースト菌を入れると甘酒ワインに、甘酒ワインを広口の器に入れると甘酒酢になります。
これらを総称して「甘酒酵素水」といいます。
甘酒酵素水には次のような効果があります。
- プロバイオティクス:生きた菌が腸まで届いて腸内環境を整えます。悪玉菌が繁殖していると、腸炎を起こします。腸炎は腸ポリープを、腸ポリープは大腸がんを起こします。また腸炎はアレルギーや便通異常や消化吸収障害を起こします。毎日コップ1杯の甘酒酵素水を飲むだけで体調が変わります。
- バイオジェニックス:死んだ菌の菌体成分が小腸のリンパを刺激して免疫力を高めます。
- 調味料の代わり:肉や魚を甘酒酵素水に漬けておくと雑菌が繁殖せず、長期間保存できうまみが増します。煮物にふりかけるだけでも酵素によってうまみと甘味が増します。
私もほぼ毎日食べていますが、全く飽きず、アレンジも楽しめるので、ぜひ皆さんにも作って健康のためにも食べていただきたいメニューです。
世界一小さな穀物であるアフリカ原産のテフは地面に蒔けば芽が出ますから、完全栄養・高ポリフェノールで食物繊維も豊富です。
ドライイーストは自然界に存在する酵母菌の中から発酵力の強い菌を選んで抽出して純粋培養したもので、短時間に安定して発酵させることができる酵母菌です。
テフにも糖質がありますが、このイースト菌を使って発酵させることでテフの糖質(デンプン)を消費します。
よってテフの糖質が減るのです。
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ヘルシーテフガレット基本の作り方
- ラブリーテフパウダー・・・100g
- 水・・・500ml
- ドライイースト・・・2g
- ココナッツオイル(またはMCTオイル)・・・大さじ1杯
- とろけるチーズ・・・お好みの量
- 卵・・・1個
- プチトマト・グリンピース・生ハムなど・・・お好みの量
- レタスやエディブルフラワーなど・・・お好みの量
上記の溶き液を保存する容器は圧がかかると蓋が開くようなものが最適です。発酵中は生地が溢れる可能性があるため、容器の7分目程を目安に入れるようにしてください。
イースト菌を入れると糖を分解し、ガレットの生地を低糖質にします。イースト菌を使用することにより早く安全に発酵させることができ、腐敗しにくくなります。
(イースト菌が繁殖していると他の菌は育ちにくくなります。これをガウゼの競争排除の法則といいます。)
こちらをよく振って混ぜて焼いていきます。テフに含まれる食物繊維は善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善します。
このガレットの素(生地)は冷蔵庫に入れて保管して下さい。空気中の酵母菌の作用により発酵が進み酸っぱくなるのを避けるためです。
量はフライパンの底が隠れる程度です。
レタスやエディブルフラワーを飾って召し上がれ!