What is Teff ? テフってなんですか?
世界最小のスーパーフード「テフ」
テフってなんですか?
テフはイネ科のエチオピア原産の古代雑穀です。古代エジプトの王の墓からも出土していることから、アフリカ北部ではかなり古くから栽培利用されていたと推測されています。テフはとても生命力がある植物で乾燥や排水不良にも強く、2014年の調べでは、テフ耕作面積は302万ヘクタール、650万世帯もの農家がテフを生産しており、エチオピアの決して肥沃とは言えない大地で重要な主食として栽培されてきました。
世界で一番小さな穀物といわれているテフは、長さ1mm、幅0.8mmほどのケシの実程度の小さな粒です。テフという名は、エチオピアの公用語のアムハラ語で「見失う」という意味で、この粒を一度地面に落とすと、もはや探すことができないほど小さいことを意味しています。
この世界一小さなスーパーフード・テフは、日本スーパーフード協会が発表する2016年ニューフェイススーパーフードTOP10で2位に登場、アメリカ最大の自然食品店「ホールフーズマーケット」が発表した、2020年に注目される食品トレンドの2位、3位にランクインしています。
海外セレブたちにより一気に注目を浴び、一時はエチオピア政府が輸出を禁止したほど、テフはエチオピアの人々にとってなくてはならない主食となっています。
テフの持つ驚くべき栄養素
テフはその小ささの中に鉄分・亜鉛などのミネラル、カルシウム・ビタミンB群、必須脂肪酸(オメガ3・オメガ6)と、9種類の必須アミノ酸がすべて含まれたタンパク質と非常に多くの栄養成分を持っていることから「小さな巨人」とも称されており、これがテフがスーパーフードと呼ばれる所以です。
ミネラルは鉄分・亜鉛の他にカルシウム、リン、マグネシウムも豊富で、更にミネラルバランスも理想的です。
また、腸内の善玉菌のエサとなる食物繊維が豊富で、レジスタントスターチも含んでおり、腸内環境改善にも期待ができます。鉄はほうれん草の8.4倍、食物繊維はごぼうの1.3倍と非常に多く含まれています。
テフはマラソン大国・エチオピアの国民食
エチオピアの伝統的な主食であるインジェラとは、テフを粉にして水と混ぜて発酵させ、クレープのように薄く焼いた生地のことです。エチオピア人が摂取しているたんぱく質の約2/3をこのテフで賄っているとも言われており、エチオピアの長距離ランナーたちは、彼らのエネルギーと健康はテフによるものと信じてきました。
また、エチオピアでは、生後6か月頃からテフや大麦、小麦などでつくる穀物がゆを離乳食として食べさせます。色々な穀類を挽いて粉末にして水や少量の砂糖とともに鍋で煮たアトミット、粉末にした穀類を水で溶かして鍋で粘りが出るまで煮たグンフォ、スープにインジェラなどを浸したフットフトがあります。多くの食材を摂ることよりも、いかに栄養価を高くするかに着目して穀類の配合を行います。
テフはどんな味?
テフはそれ自体にはほとんど味がなく、ほのかに甘く香ばしい香りがします。キヌアの独特な風味やアマランサスのえぐみなどに比べて味にクセがなく、料理の味を邪魔をしないので、和食・洋食を問わずどんな料理にも使用できることが大きな特徴です。
また、テフは穀物の中では珍しく、テフ自身が発酵することができます。インジェラなどテフを発酵させる料理では発酵食品独特の酸味が出ます。
さらに低GI、グルテンフリーであることから、多くの海外セレブも愛用しており、腸活やリバウンド対策、ダイエットサポートにはもちろん、貧血対策・腸内環境改善などのスポーツニュートリションとしてトップアスリートたちからも注目を集めています。
世界最小の穀物・テフの大きさを比較すると…
テフはこんなに小さい!
世界最小の穀物・テフの重さは玄米の1/70 以下、大きさは白米のおよそ1/60!
この小ささのため、精製することなく丸ごと食べる=ホールフードとなるのです。
雑穀の粒が小さく精製されることのない全粒穀物は、表面積(皮=ポリフェノール)の占める割合が大きくなります。
テフは栄養バランスに優れた穀物
1.スポーツ愛好家や女性に不可欠な鉄・亜鉛が豊富!
テフの鉄分は100gあたり7.6mg、ほうれん草の8.4倍。亜鉛は100gあたり3.6mg、ほたて(貝柱)の2.4倍も含まれています。穀物で比べると、鉄分は精白米の9.5倍、小麦の15倍。亜鉛は精白米の2.6倍、小麦の12倍となっています。
海外の専門雑誌で「定期的にジョギングを行う女性が6週間、日常で食すパンをテフを配合したパンに切り替えて摂取したところ、顕著な改善効果は見られなかったものの改善傾向が見られた。テフパンによる鉄分摂取は1日の推奨値の45%に寄与した。」という研究結果が発表されています。※1
また、海外の論文では「1日にテフ配合パン2枚を食べた妊娠中の女性は、通常のパンを食べた妊婦と比べて、鉄欠乏性貧血が抑えられた。」との報告があります。※2
鉄分の吸収を妨げるフィチン酸は玄米などの穀物や豆類の外皮に多く含まれます。しかしテフはフィチン酸の影響を受けにくく鉄の吸収性が良いので、スポーツ性貧血で悩む方や女性、妊娠中の栄養サポートにも最適!
⇒ランナーたちにオススメするテフの魅力とは
※1 海外専門雑誌引用元:Jounal of the international society of sports nutrition. 2014 Oct 18;11(1):50.
※2 海外論文引用元:Int J Food Sci Nutr. 2012 Jun;63(4):461-7.
2.豊富な食物繊維が腸内環境をサポート!
食物繊維の豊富さはテフを語る際に欠かせないキーワード。
テフの100gあたりの食物繊維は8.0g、なんとごぼうの1.3倍もの食物繊維を含んでいます。穀物で比べると、食物繊維は精白米の16倍、小麦の3.2倍。
また、腸内環境に良い影響を与える、第3の食物繊維と言われている「レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)」も含んでいます。テフ1粒に対し最大40%のレジスタントスターチが含まれているともいわれています。レジスタントスターチは小腸では分解されずに大腸まで届くため、エネルギーになりにくく、整腸作用があります。
食物繊維は善玉菌の餌になる「プレバイオティクス」となり、乳酸菌やビフィズス菌などの「プロバイオティクス」を増やし、悪玉菌と腸内の有害物質を減らして腸内フローラを健康的なバランスに改善・維持する働きがあります。善玉菌の割合が増えて腸内環境が整えば、免疫力が向上し、ウィルスやアレルギーに立ち向かえる体作りができます。
⇒南雲吉則医師が語る「腸内環境」
⇒南雲吉則医師が語る「腸内フローラを整える3つの条件」
⇒南雲吉則医師が語る「プレバイオティクス」と「プロバイオティクス」
3.健康・美容に欠かせないカルシウム・ビタミンもたっぷり!
カルシウムは、骨や歯をつくる栄養素。生命の維持活動に重要な役割をしています。
テフには100gあたり180.0mg、牛乳の1.6倍のカルシウムが含まれています。穀物で比べると、カルシウムは精白米のなんと36倍!小麦の9倍も多く含まれています。
更にミネラルバランスも理想的。キヌアやアマランサスと比べて、カルシウムとリンが理想のバランス1:2で構成されているため、健康の維持・増進に役立ちます。カルシウム・マグネシウムが不足・損失すると骨格が脆くなり、集中力の低下や足の痙攣がおきやすくなるため、スポーツ愛好家の方にはぜひ摂っていただきたい食品です。骨粗しょう症や動脈硬化予防にも効果的です。
また、美容にかかせないビタミンB群(B1、B2、B6)も豊富。それぞれ100gあたりビタミンB1は0.4mg、ビタミンB2は0.3mg、ビタミンB6は0.5mgも含まれています。ビタミンB1は精白米の5倍、小麦の3.6倍。ビタミンB2は精白米の15倍、小麦の10倍。ビタミンB6は精白米の4.2倍、小麦の16.7倍。
体を作り、代謝を助けるビタミンB群は疲労回復にも役立ちます。アスリートにも支持されているテフの力はここにもあるのです。
4.穀物の中ではタンパク質を多く含有!
テフが含むタンパク質は100gあたり13.3g。豆腐に比べて2倍も多く含有しています。
また、テフには必須脂肪酸(オメガ3・オメガ6)と、9種類の必須アミノ酸がすべて含まれています。
テフの原産国エチオピアでは、エチオピア人が摂取しているたんぱく質の2/3はテフで賄っているといわれるほど。タンパク質が不足しがちなベジタリアンや、スポーツニュートリションとしてアスリートにも注目されています。
注目のグルテンフリー食材
グルテンとグルテンが引き起こす不調
グルテンとは、小麦粉や大麦、ライ麦などの穀物に含まれているたんぱく質の一種です。パンやうどん、パスタ、などに含まれていて食物に弾力や粘り気を出す働きがあります。
体内にグルテンの分解酵素がないセリアック病やグルテン過敏症や不耐症などの場合、グルテンの入った食事をとると腹痛や下痢、便秘、めまいや集中力の低下などが起こることが多く、徐々に毒素をため込み慢性的に不調を引き起こす原因となる場合もあります。
現代の食事では小麦を中心としたグルテン由来の食品も多く、疲れやすかったりだるさを感じたり、消化不良やお通じの悩みなどの慢性的な不調が、グルテンが原因と気づく機会もなかなかありません。グルテンフリーの食事をすることで体調が改善した、という声が多いのは、自覚症状がないまでもグルテンで体調を崩していた可能性が高いのです。
グルテンフリーとアスリート
腸は栄養素を吸収するだけでなく、体内の免疫力と密接な関係にあるといわれています。腸内の免疫細胞を活性化させることが、外部からの病原体と戦う免疫力の向上にもつながるのです。また、アスリートのパフォーマンス向上にも腸内環境が深く関わっていることがわかってきました。
男子プロテニスプレイヤーであるノバク・ジョコビッチ選手は、自著「ジョコビッチの生まれ変わる食事」の中で不調の原因が自身のグルテン不耐症であることを知り、グルテンフリーの食生活を実践していることを告白。「1カップで5g近くの食物繊維と8gのたんぱく質、豊富なミネラルが含まれており、テフは手間いらずでどんな料理にも合う」とコメントしています。
スポーツ栄養を専門とする国際的なプロ集団であるProfessional in Nutrition for Exercise Sports(PINES)の登録栄養士が行ったアンケート調査3)によると海外のアスリート1,000人の内、4割以上の選手がグルテンフリーの食事を支持している、という結果報告もあります。
グルテンフリーの流行と食のグローバル化
グルテンフリーは主にパンや小麦を多く摂取する欧米が主流でしたが、グウィネス・パルトロウ、レディー・ガガ、ミランダ・カーなどがグルテンフリーを支持、「健康にいい」「ダイエットになる」などと雑誌等で取り上げられたことから日本でも話題になり、海外からの渡航者やアスリートのニーズに対応したグローバルメニューとしても注目を浴びています。
MarketsandMarketsが実施した世界のグルテンフリー食品市場調査によると、グルテンフリー食品市場は2015~2020年にかけて年平均成長率10.4%で拡大することが予測されており、最大市場の北米、ヨーロッパに次いでアジア太平洋地域は3番目に大きいことが報告されています。
東京で開催されるオリンピックを前に、海外からの渡航客はもちろん、オリンピックの規模の拡大に伴い、アスリートのメニューも多様化傾向にある中、グルテンフリーは食のグローバル化としてニーズが高まっています。
グルテンフリーダイエットの落とし穴
グルテンが原因で起きていた不調が、グルテンフリーにすることで体調不良や腸内環境が改善し、美容効果にも繋がることから、健康や美容を改善する方法のように認識されがちです。また、グルテンを含む食事を避けることで自然とカロリーやGIの低い食事となり、総じてダイエットというイメージに繋がっているのではないでしょうか。
しかし、グルテンを摂取することに問題のない健康な人が、グルテンフリーにすることで意外な落とし穴もあります。
小麦、ライ麦、大麦などに含まれる栄養素が必然的に減り、食物繊維、鉄分、葉酸、ナイアチン、チアミン、カルシウム、ビタミンB12、リン、亜鉛などが不足しがちになってしまいます。特に繊維欠乏や鉄欠乏貧血、骨疽鬆症などはセリアック病でグルテンフリー食に変えた後に多く引き起こされており、対応策として不足した栄養素を多く含み、全粒小麦よりカルシウム含量が高いテフ等の全粒穀物の摂取が推奨されています。
テフがグルテンフリー食の悩みを解決!
グルテンを含む大麦やライ麦、小麦などは全粒穀物。
全粒穀物に含まれる食物繊維も減ってしまうことで、心臓と血管の病気になるリスクも増える可能性があります。
また、健康的な平均年齢約30歳の男女10人にグルテンフリーを1ヶ月間実践させ、前後の腸内環境について分析したところ、「グルテンフリー実践後はビフィズス菌や乳酸菌などの有用な腸内細菌が減り、免疫機能が下がり、大腸菌などの有害な腸内細菌の異常増殖が起こっている」という報告もあります。(Br J Nutr. 2009;102(8):1154-60)
テフはグルテンフリーなので、小麦アレルギー、セリアック病、グルテン不耐症にも適した食材です。
しかも全粒穀物だからビタミン、鉄分などのミネラル、カルシウムなどの栄養素や食物繊維も豊富。鉄欠乏性貧血の改善や腸内環境改善も期待できます。セリアック病、グルテン不耐症の方はもちろん、グルテンフリーを試したい方の栄養サポートとしてもテフは最適な食材なのです。
低GIなのがうれしい
血糖値とは
日常生活の中で必須の栄養素の一つ、「糖」。食事で摂った炭水化物は体内でブドウ糖に変わり、脳などにエネルギーとして送られます。このブドウ糖が脳に行き届かないと、ボーッとしたり集中力を欠いたり、体はだるさを覚えるといった様々な不調が現れていしまいます。
この食事で摂った血中の糖度が「血糖値」です。体内の血糖値が上がると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンは糖を速やかに各組織に送る誘導役となり、糖を各臓器に運ぶと血糖値は緩やかに下がっていきます。この血糖値を下げる過程で、インスリンが血中の糖分を脂肪に変えてからだに貯め込むように働きます。
インスリンの分泌量は、血糖値の上がり具合によって変化します。血糖値が急激に上がるとインスリンも多く分泌されることになります。空腹状態で糖質の高い食事をすると血糖値は一気に上昇し、インスリンが必要以上に分泌され、より多くの糖分を脂肪として蓄積してしまいます。また、急激に血糖値を下げることは空腹感につながり、より食欲を増幅させると言われています。
テフは低GI食品
「GI(グリセミックインデックスの略)」は、その食品が体内で糖に変わって血糖値として上昇するスピードを示したものです。GIの値が低い食品は血糖値の上昇を穏やかにします。
国際連合食糧農業機関 – Food and Agriculture Organization of the United Nations(FAO)によると、高GIである精白米や小麦(パン)と異なり、テフは低GI食品だと公表されています。
テフは低GI食品なので、血糖値の上昇がゆるやか。また、腹もちがいいので食べ過ぎを防いでくれる効果も期待できます。さらに、脂肪に変わるインスリンの分泌も抑えてくれるので、健康維持の大敵である肥満やメタボリックシンドロームの予防・改善の視点からも注目されています。
ラブリーテフシリーズのラインナップ
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ラブリーテフとは
ラブリーテフは、テフの学名(Eragrostis tef)の一部、Eragrostisの「Love Grass (愛の草)」という意味から命名しました。
健康食品業界で実績を誇る研究開発チームが、テフのチカラと安全性、高品質を約束します。
1.テフのチカラを科学的に証明
大学・医療機関などと連携してさまざまな研究を行っています。テフについての最新研究データでは、その乳酸菌(善玉菌)の増加効果や、比較的普及しているキヌアとの栄養価の比較などが実証されています。
2.安心・安全の日本国内加工
「安心・安全」の基準をクリアしたものだけをみなさまの食卓にお届けするため、下記項目を日本国内の第三者検査機関で実施しています。
■残留農薬
■グルテンフリー
■特定原材料アレルギー物質(小麦)
■カビ毒
また、日本国内の『健康補助食品 GMP』適合認定工場で素材を選別しています。
3.徹底した品質管理
鮮度のめじるしである発芽率も確認して品質を管理しております。生命力や鮮度の指標となる発芽率。ラブリーテフは、他社のテフと比べて発芽率が高く、新鮮で高品質です。